昔の間取りの作成法と今の間取り作成法のイメージの違い

1.昔の家の間取りづくりは大工さんと一緒になって考える共同作業というイメージが強かった

私が田原市のモデルハウスを見学した際に感じ取った家の間取りについては、昔の住宅の間取りづくりは大工さんと共同で一緒になってできるできないを考える共同作業というイメージが強かったです。だから、ここにキッチンを作りたいという要望を出した場合、水道をここから引き込むのでキッチンを作ることは難しいかもということを大工さん側が言い出すとキッチンを作る場所を変更する必要が生まれるなど水道が存在する場所やガス管がある場所を重要視して生活線を作り上げていくというのが主でした。

2.近年は生活線を考えずに間取りを作ることができるようになった

近年では、スマホアプリで間取りを製作することができるようになるとここから水道を引かないととか、ガス管を引いてこないといけないという問題がアプリ内で解決されたりして自由に間取りを作ることができるようになり、昔の大工さんと共同で間取りを考えるという必要性はなくなっています。しかも間取りを作るアプリは建築物として合格していますという証明をしたうえで間取りが建築法上安全ですと証明しているため、アプリで制作した間取りは安全上問題ないと証明されているんですね。

3.それでも大工さんにお願いする利点

アプリで間取りを自由に作ることができるようになったから大工さんに自宅の間取りを見てもらって改善点を進言するのなんて意味がないのでは?という意見がありますが、それでも大工さんにお願いをするのには理由があります。まず利点においてプロの目線でできるできないとか、できるけど後から問題が出てくるとかできるけど利点が生きてこないというアドバイスをもらえるのは大工さんとの共同作業による間取りづくりになるため、大工さんと一緒になって考えるという間取りづくりは今も利点があり変わらない方法だということです。