明るい我が家~はじめての家づくり~

2011年、子供の頃より憧れていたマイホームを手に入れました。

その家は、白い外壁に赤い屋根、窓枠には茶色の格子をつけたアンティーク調の欧風住宅となりました。

玄関は、丸いアーチとカーブを描く玄関をおおう壁、予算上その壁のみではあるけど、塗り壁にしてもらいました。そのおかげで、アンティーク感が増して、素敵な満足度の高い我が家が完成したのでした。

そもそも、私がマイホームにこだわりを持ったのは、幼少期です。市営住宅に住んでおり、差別を受けたことからです。あまり気にしない性格だったので、何か言われてもあまり気にせず、いじめを受けることもありませんでしたが、友人を自宅に招くことだけは躊躇しました。

家を建てて、わかったこともあります。私はスピリチュアルが大好きで、前世を見てもらっていたところ、魔女であった時期がありました。その時に住んでいた家は、魔女狩りに会った時に燃やされてしまったようです。その時の様子も前世療法を受けた時、再体験しました。そして、今世で家が建った時、魔女時代に住んでいた家にそっくりだったのです。私の魂は、それに反応して涙を流しました。

そんなわけで、私は家に対する思い入れが人一倍強いわけですが、そんな我が家は、こだわりにこだわりぬいて、素人ながら色々口出しして、建ててもらったわけですが。。。

家は、3回建てないと満足しない。

という意味を、痛感しました。

実際に建ててみて、予定と違ったことは、主に3つありました。

立体的に考え切れていなかった

一つ目は、立体的に考え切れていなかったことです。

 家を建てる前は、平面図で考えます。家を建てた経験のない私は、実際の窓枠の高さ、物入れの高さのイメージが不十分でした。とにかく天井が高い家が理想であった私は、上部にある物入の高さに気づいておらず、そこを使用するには、椅子が必要な状態になりました。また、高い天窓などは、掃除ができないことに気づきました。

実生活での音とにおいへの配慮

2つ目は、実生活での音とにおいへの配慮です。

 家を建てるときは、子育て真ただなかであったため、廊下などを作らず、一部屋からトイレや洗面所へ行けるようにという工夫をしました。それが逆にあだとなってしまいました。台所に立っていても、トイレのにおいや音がすること、生活時間の違う主人が洗面やトイレ、入浴をすると、隣り合っている寝室に丸聞こえしてしまう事が問題なりました。

外構や門、表札、倉庫などは後付けになった

3つ目は、外構や門、表札、倉庫などは後付けになったこと

 これは、うまい具合に口車に乗せられてしまった例になると思います。上記の事を、予算このくらい残しておくから、それで家が完成した後に考えたらいいよと言われたので、その通りにしたら、全く予算が足りなかったのです。家を建てることが初めてだったので、相場が分からず、専門家が言うんだからそうしようと鵜呑みにしたのがよくなかったと思います。やはり、自分でもちゃんと調べたうえで、ここでも細かい予算設定を組んでおいた方がよかったと思います。

しかし、3つ目の予定外は、いいことも生み出してくれました。

あまりに予算がなかったので、家の塀を主人が手作りしてくれたのです。実際、外構を見て回ったときに、私が理想とする外構がありませんでした。もし、これで十分な予算があれば、妥協して、外構を注文したことでしょう。しかし、予算がなかったからこそ、私も理想を追求できたし、主人も重い腰を上げてくれたのでした。おかげで、白い木の牧場のようなかわいい柵が出来上がりました。

おまけにレンガの花壇まで作ってくれました。

はじめての家づくりは、どんなにこだわって頑張って調べても、立体的にイメージできない部分があったり、長所が短所になってしまったり、予算の問題が出てきます。これから家づくりを検討される方は、どんな小さなことでも遠慮なく聞いた方がよいし、できれば長所と短所、両面から細かく聞いて決断した方がよいと思います。また、今から建てる家での実生活を想像、シュミレーションできていると、より良い家づくりができるのではないかと思います。

そのため、可児市のモデルハウスのようなモデルハウスを何件も訪れるという事は、絶対に必須です。実際に見ることで、立体的なイメージ、質感も知ることができますし、その空間での生活を想像することもできます。また、担当者の方が、自分の納得いくまで相談に乗ってくれそうな人かどうかの検討もできます。

 しかし、万が一うまくいかなかった箇所ができたとしても、我が家のように手作りの自分が理想とする外構ができたり、花壇ができるなど、思ってもいないような素敵なことが起こることもあります。そうそう、もう一つ、我が家の電気は白色灯にしたかったのですが、主流ではないと言われ、断念しました。住んでみるまで不安は残っていましたが、実際に住んでみると全く問題なかったですし、何より外構とレンガの花壇、白い外壁、赤い屋根にとても似合う暖色の光となっていました。

おかげで夜、ふと外から家を眺めると、サザエさんの家のような明るい我が家になってよかったなあって思えて、私はとても満足しています。