注文住宅を建てるということは、人生で一番高価な買い物でもあるため、価格の妥当性を入念にチェックすることが大切です。そこで、適正価格を判断できるように、複数の業者の見積書を比較することが必要です。

●見積書の範囲

見積書を見る場合、まず始めに確認しなければならないのが見積書に記載されている内容の範囲です。業者によって見積書の項目の異なることが少なくありません。各項目に何の費用が含まれているのかがわからないと比較対象ができません。

●坪単価での表示

坪単価何十万円といった表示をして、いかにも安い価格を強調する業者があります。そういった見積書の場合はほとんどが施工における「標準本体工事費」だけで、その他の項目が含まれていないことが多くなっています。

●付帯工事の費用

注文住宅の場合は標準本体工事以外にも、給排水工事や電気工事、ガス管工事などが必要になります。また、申請書類の作成や設計、地盤調査、その他外構工事などの費用が必要になります。従って、全ての工事費用を把握することが重要です。

●まとめ

業者から提出される初期の見積書は概算で作成されたものが多いため、費用の追加を考慮しておく必要があります。業者と打ち合わせた内容が全て見積書に記載されるまで判断しない方が賢明です。